『社会と調査』29号

特集

フィールドワークでの「失敗」から得たこと

一般社団法人社会調査協会では、機関誌『社会と調査』を発行しています

『社会と調査』の投稿締め切りは、2月末と8月末です。
『社会と調査』の投稿規程はこちら

社会と調査のご購入は、書店・Amazonで。
また、こちら(京都通信社)でもご注文になれます(バックナンバーも購入可能)。
※社会調査協会では、販売しておりません。

巻 頭 言

民主的な決定や統治のために
玉野和志 東京都立大学人文科学研究科 教授

特集:フィールドワークでの「失敗」から得たこと

論文 1. コミュニケーションから応答へ
フィールドワークにおける「失敗」と省察

堀川三郎
論文 2. 忘れた事実,忘れなかった想い
認知症の原爆被爆者の語りは何を映し出したのか

根本雅也
論文 3. 海外調査の容易さと難しさ
スウェーデンの労使関係調査から

西村 純
論文 4. 調査協力者への気持ちを見つめることが難しかった
『ただ波に乗る Just Surf-サーフィンのエスノグラフィー』におけるフィールドワークの回顧録

水野英莉
論文 5. 学校教育現場のフィールドワークをめぐる困難と新たに得られた視点
白松 賢

原著論文

2015年住民投票における投票行動の規定要因分析
橋下市長支持態度との関係に注目して

伊藤理史

調査レポート

障がい者を対象とする社会調査における倫理的配慮の一検討
精神障害者保健福祉手帳所有者の孤立に関する量的調査を事例として

堀 兼大朗
英語力は賃金を上げるのか?
傾向スコアを用いた検討

髙松里江

調査の現場から

Macromill Weekly Indexの10年の軌跡
村上智章

調査実習の事例報告

コロナ禍のもとでのボランティアやNPO法人の活動の実態と課題
オンラインによる社会調査実習の試み

安立清史

受講生の日記を分析する試み
立命館大学産業社会学部の社会調査実習

武岡 暢

働く社会調査士

政策調査のやりがいとは
渡邊木綿子
社会調査を学んだ私だからできる営業の仕事
市川紗菜美

Commentary

多重対応分析の基本
幾何学的な視点からの紹介

小野裕亮

書 評

内田 良編
『部活動の社会学――学校の文化・教師の働き方』

藤田武志

束原文郎著
『就職と体育会系神話――大学・スポーツ・企業の社会学』

福井康貴

永吉希久子編
『日本の移民統合――全国調査から見る現況と障壁』

大槻茂実

中囿桐代著
『シングルマザーの貧困はなぜ解消されないのか ――「働いても貧困」の現実と支援の課題』

萩原久美子

中井 遼著
『欧州の排外主義とナショナリズム ――調査から見る世論の本質』

五十嵐 彰

Column 調査の達人

マーク・グラノヴェター
渡辺 深
小池和男
梅崎 修

Column 世界の調査/日本の調査

Fragile Families and Child Wellbeing Study
打越文弥

「日本子どもパネル調査(JCPS)」の経験と課題
赤林英夫

Column 社会調査のあれこれ

データの公開が生むもの
石黒 格
謝礼あれこれ
小松 洋

私の3冊

憧れのライフコース・データ
岩井八郎