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受講体験記
社会調査協会では、S科目講習会と、アドバンスド社会調査セミナーを開講しています。アドバンスド社会調査セミナーを受講した方からのメッセージをご紹介します。
社会調査の現況や新しい調査方法を学べるセミナー
橋迫 瑞穂
2016年2月10日UP

私は専門調査士8条規定での資格取得を目指すなかで、アドバンスド社会調査セミナーの存在を知りました。既にフィールドでの調査経験があったこともあり、セミナーを受講する必要性をあまり感じていませんでした。しかし、セミナーの開催案内で、基礎的な社会調査方法だけではなく、新しい調査方法や社会調査の最新の状況についての説明も授業に組み込まれていることを知り、受講することにしました。

アドバンスド社会調査セミナーを実際に受講すると、商品のマーケティングや、マスメディアによる「世論調査」といった社会調査の実際が豊富な事例とともに紹介され、とても勉強になりました。また、インタビュー調査の実際や映像を使った社会調査の方法、さらにはテキストを分解して分析をおこなう「KHCoder」を使用した方法などが、受講生による模擬インタビューやパソコンでの実習の成果も踏まえて解説され、大いに参考になりました。

社会学以外のさまざまな研究分野の研究者や大学院生、さらには企業や福祉関係の方々も受講しており、そうした方々の意見を聞くことができたことも貴重な経験でした。そのなかで、これまで自分が行ってきたインタビュー調査を反省したり、今後に活かしていける調査方法に出会えたりするなど、多くのことを学ぶことができました。

セミナー受講後にはS1・S2科目も受講し、2015年に専門社会調査士資格を取得することができました。現在は、大学の兼任講師として1年生を対象とした「基礎演習」などを担当し、学生に社会調査法の基礎や調査の面白さを教えています。また、私自身もセミナーで紹介された「KH Coder」を使用した雑誌分析に取り組んでいます。セミナーは内容が盛りだくさんで、しかも短期集中のハードなスケジュールでしたが、とても有意義な時間であったと改めて感じています。授業を担当していただいた講師の方々、またセミナーの運営に携わっていただいたスタッフの方々に感謝いたします。

橋迫 瑞穂  立教大学社会学部兼任講師
受講年度:2013年度アドバンスド社会調査セミナー、2014年度S1科目講習会、S2科目講習会
第一線の先生方に学べた貴重な時間
古賀 美和子
2015年4月UP

専門社会調査士・社会調査士の認定制度が始まったとき、私は大学院生で社会調査を学んではいたものの、正規で取得を目指せるタイミングではありませんでした。代わりに研究・実務歴をもとに8条規定によって取得する道があることは、当時から知っていました。卒業後はマーケティングリサーチの職に就いており、そのうちにS1・S2科目講習会とアドバンスト社会調査セミナーが開催されるようになり、セミナー修了が8条規定の審査において加味されるとのことで興味を持ちました。

今回受講したアドバンスト社会調査セミナーは第一線の先生方に学び、ご自身の研究活動に裏付けられた講義から社会調査のエッセンスに触れることができる貴重な時間でした。大学講師・研究者の受講者も多く、アカデミックな雰囲気の中、あらためて社会調査法とその倫理に向き合う機会になりました。一度も利用したことがないマルチレベル分析の講義で、実務に直接役立つアイディアを得られたことも非常に有益でした。もちろん最初の目的どおり、2014年度に認定された専門社会調査士の一人になりました。

現職場はマーケティングリサーチを専門とする企業ではありません。多様なバックグランドと立場の方々が関与するなかで、マーケティングリサーチが品質を保ちつつ、ビジネス課題の解決に貢献するよう導くことが、私の役割です。そんな私にとって専門社会調査士の資格は、社会調査法がリサーチャーとしての核であることを再認識させてくれるものであり、かつ今後も実力を磨き続ける動機になります。

最後に、平日に開かれるセミナーに参加することを許可し応援して下さった上司、大学時代に社会調査に出会って以来、多くを教えられた先生・先輩方にこの場を借りて感謝の意を表します。

※なお、本稿は筆者個人の考えに基づいており、筆者が所属する株式会社コニカミノルタの意見や見解を示すものではありません。

古賀美和子 コニカミノルタ株式会社 マーケティング統括部 マーケティング企画部
受講年度: 2013年度アドバンスト社会調査セミナー、2012年度S1科目講習会