一般社団法人 社会調査協会は、社会調査の高度で科学的な水準向上を推進します。
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受講体験記
社会調査協会では、S科目講習会と、アドバンスド社会調査セミナーを開講しています。アドバンスド社会調査セミナーを受講した方からのメッセージをご紹介します。
社会人にとっても楽しい、社会調査の最新動向に触れられるセミナー
星元 利夫
[NEW]2017年6月13日UP

社会調査士及び専門社会調査士の資格には、制度の設立当初から関心がありました。しかし、当時はまだ黎明期、資格取得に必要な科目を履修し切れないまま、後ろ髪を引かれる思いで大学院を修了したことを昨日のことのように覚えています。

専門社会調査士認定規則第8条に基づく資格取得の道があることは把握していたので、就職後に必要単位を揃えて社会調査士の資格を取得し、そして今年、専門社会調査士の資格に辿りつきました。

アドバンスド社会調査セミナーは、試験に合格すれば資格取得に有利に働くというだけでなく、社会調査の最新動向に触れることができる貴重な機会でもあります。盛山先生による社会調査論、川端先生によるテキスト・マイニング、保田先生によるマルチレベル分析など、研究者の方々による発展的な講義の他、社会人の方々による企業で実際に使われている世論調査やマーケティング・リサーチの講義もあり、学んだ技術は確実に仕事に還元できます。

私は現在、自治体で統計業務に従事しています。法定受託事務であるセンサスや自治事務である県単独統計調査の結果をとりまとめ、蓄積された経年データや他の都道府県のデータとの比較等を通じて、徳島県の現状を県民に認識していただくことが仕事です。他にも国勢調査の調査票の審査業務や徳島県を統計情報から読み解く大学での講義、人口統計から判明した東京一極集中を是正するためのUIJターンの研究などにも携わってきました。今から10年前―とにかく将来が不安だった学生時代とは異なり、現在の私は胸を張って自分の仕事に取り組んでいます。私は組織の人間であり、ドロップアウトは絶対にできませんが、没個性性で貫かれているビューロクラシーの構成員だからこそ、個性を忘れないことが付加価値を生み出す上で重要であることも自覚しています。

専門社会調査士という資格が、学位と並んで「社会学を学んだ証」として、活躍の機会を与えてくれている職場で「自分らしさ」を発揮するための拠り所となるものと確信しています。

星元 利夫 徳島県政策創造部統計戦略課(資格取得時)
受講年度:2013年度アドバンスド社会調査セミナー、2012年度S1科目講習会
社会調査の現況や新しい調査方法を学べるセミナー
橋迫 瑞穂
2016年2月10日UP

私は専門調査士8条規定での資格取得を目指すなかで、アドバンスド社会調査セミナーの存在を知りました。既にフィールドでの調査経験があったこともあり、セミナーを受講する必要性をあまり感じていませんでした。しかし、セミナーの開催案内で、基礎的な社会調査方法だけではなく、新しい調査方法や社会調査の最新の状況についての説明も授業に組み込まれていることを知り、受講することにしました。

アドバンスド社会調査セミナーを実際に受講すると、商品のマーケティングや、マスメディアによる「世論調査」といった社会調査の実際が豊富な事例とともに紹介され、とても勉強になりました。また、インタビュー調査の実際や映像を使った社会調査の方法、さらにはテキストを分解して分析をおこなう「KHCoder」を使用した方法などが、受講生による模擬インタビューやパソコンでの実習の成果も踏まえて解説され、大いに参考になりました。

社会学以外のさまざまな研究分野の研究者や大学院生、さらには企業や福祉関係の方々も受講しており、そうした方々の意見を聞くことができたことも貴重な経験でした。そのなかで、これまで自分が行ってきたインタビュー調査を反省したり、今後に活かしていける調査方法に出会えたりするなど、多くのことを学ぶことができました。

セミナー受講後にはS1・S2科目も受講し、2015年に専門社会調査士資格を取得することができました。現在は、大学の兼任講師として1年生を対象とした「基礎演習」などを担当し、学生に社会調査法の基礎や調査の面白さを教えています。また、私自身もセミナーで紹介された「KH Coder」を使用した雑誌分析に取り組んでいます。セミナーは内容が盛りだくさんで、しかも短期集中のハードなスケジュールでしたが、とても有意義な時間であったと改めて感じています。授業を担当していただいた講師の方々、またセミナーの運営に携わっていただいたスタッフの方々に感謝いたします。

橋迫 瑞穂  立教大学社会学部兼任講師
受講年度:2013年度アドバンスド社会調査セミナー、2014年度S1科目講習会、S2科目講習会